血清肝炎
先日のブログで若い頃私が炭砿で大怪我をして血清肝炎に罹った事を書きましたが今回はその血清肝炎に付いて少し触れてみたいと思います。
血清肝炎は輸血に依って発症する肝臓病の一種です。
輸血後肝炎とも言いますが、B型肝炎(HBV)又はC型肝炎(HCV)の何れかの肝臓病になるそうです。
私の場合、事故後小さな炭坑病院に運ばれた訳ですが当然保存血が有る訳もなく、当時大量の輸血が必要の時の対処法として全山放送と言うシステムがありました。
炭砿中の各所に大型のスピーカーが設置されていまして、何か連絡が有る場合それを使って大ボリュームで放送していました。
通常は組合のストライキの解除等に利用されていましたが、炭坑町と言う事情も有って時々大事故が起こって緊急に輸血の必要になる事も間々生じました。そんな時には全山放送で 【○○型の血液が必要になりました。○○型の人は直ぐ病院に駆けつけて下さい!!】 と言う内容の放送が全山くまなく流れます。その血液型に該当する人は何は差し置いても炭砿病院に駆けつける・・・と言う事が習慣として常識化していました。
私の場合も私と同じ血液のO型の人が大勢駆けつけて下さり一命を取り止めて下さいました。その数10名前後とお聞きしています。私の家内も兄貴も含まれていました。その中でB型かC型のウィルスが混ざったいたのかも知れません。
こんな事は現在ではほとんど考えられないと思いますが、40年も前の時代では仕方がない事でした。
血清肝炎一旦罹るとその証拠は身体の中に何時までも残るらしく、事故から何十年も経った頃、一度献血をしようとして検査を受けた事が有りました。しかし、過去に血清肝炎を患った事が歴然と表れたそうで勿論献血は出来ませんでした。
肝臓病はその後全く出ませんが退院するまで約半年間足の治療と肝臓の治療を平行してやっていました。
考えてみれば、事故当時、あの輸血がなされなければ当然命に関わる緊急事態、誠に有り難い処置と思っています。血清肝炎も今では懐かしい経験と思っています。
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