五感の話
日曜日朝6時からのFMラジオ高山秀樹の「朝クラ」の番組で札響のコンサートマスターの一人の大平まゆみさんのコーナーが有ります。
10分位の短いコーナーですが、毎週一寸洒落たトークと短い音楽を聞かせます。トークの内容はご自分の生活や趣味の事が多いのですが6月28日では五感の話をしていました。
五感とは視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚の五つを指しますが此はギリシャのアリストテレスが最初に分類したと言われているほど、古い時代から人間の感覚全体を分けるのに使われています。
最近では学問的には人間の感覚は9種類に分けられ細かく分けると20種類に分類出来ると言われています。
その事は兎も角人間の感覚はどれが欠けても不自由を感じます。一つ欠けても障害を持つと表現されます。
人間は全ての感覚が正常に機能している事が絶対条件とも言えます。しかし、現実は生まれつき、又は事故等の理由でどれかの機能が失われる場合も有り得ます。
此処では音楽に絞って触れますが、ベートーヴェンは音楽家の命とも言える聴覚が失われた後で彼の頭の中だけで(心の中で・・・)素晴らしい音楽を作り続けました。
箏曲の宮城道雄は生まれつき目が見えないハンディを抱えながら並外れた演奏をしたり、美しい音楽を作りました。
そして、先頃辻井伸行さんがピアノの国際コンクールで見事優勝されました。辻井さんも生まれつき目が不自由で演奏される曲は全て頭の中に暗譜しなければなりません。唯、楽譜を覚えるだけでなく優れた演奏振りを評価されたのです。
こうしてみると人間の五感は確かに必要です。特に私の様な凡人にはどれが欠けても生きて行く上で、その日から本当に死活問題だと思います。正にお先真っ暗になると思います。想像するだけでも恐ろしいです。
しかし、ベートーヴェンさん達はそれらの障害は全く障害にならないようです。逆にその障害をバネに優れた音楽を作る為の強い効果になったようです。凄い人たちと敬服します。大平まゆみさんも辻井伸行さんの快挙を称えていました。
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